2013年4月24日水曜日

だーれだ


2013年4月21日日曜日

あのころ手に貼られた緑色。



緑だったアロエが赤くなってしまった。
寒さのせいらしい。

「ゴールデンウィーク辺りには緑色になると思うので心配しないで」

とのこと。

触ってみる。ぐにゃっりとしている。
これは水を少しばかりやってしまったせいらしい。
育てるのが簡単な植物だということだけど、心配性には案外難しいものなのかもしれない。
水分を摂らないでいられるなんて__話には聞いていたけれど。


祖母はアロエを刻んで食べていたらしい。
クレオパトラも健康と美容のためにアロエを使っていたというけれど、やっぱり刻んで食べたんだろうか。

火傷をしたときにアロエを貼られた記憶。
ひんやりとして、にゅるっとして、ぺちゃっとしている。
なんとなく臭かった気がするけどどんなにおいだったか忘れてしまった。
アロエが手に貼られている。緑色のアロエ。


アロエがいつ日本にやってきたかについては定説がないみたいだ。
鎌倉時代に伝えられたという説。室町時代以降に宣教師によって伝えられたという説。
聖書にもアロエは登場するらしい。
園芸植物として多くの種類が伝えられるようになったのは明治から昭和にかけての頃。
薬用植物として広く普及するのは戦後になってから。
そういば、祖母は明治生まれの人だった。


赤くなったアロエは、本当に緑色にもどるのだろうか。
あのころ手に貼られた緑色。

2013年4月9日火曜日